日本の内閣は8日、第三国が在日米軍基地で米軍と訓練できることを決定した。英国軍兵士が米軍キャンプ・シュワブやハンセンで米海兵隊の訓練に参加していることが情報公開により明らかになった問題で、政府は8日、国会議員からの質問に回答する答弁書を閣議決定した。沖縄タイムスが伝えた。
答弁書は、第三国の軍隊や軍人の参加が「いかなる態様であっても日米安保条約上禁じられているものではない」とした。条約の許容範囲か否かは、個々の事案に即して判断されるとした。
米軍とともに第三国軍が訓練することは、禁じられているとの見解を日本政府は過去に示している。しかし安倍政権は2015年8月27日の参院外交防衛委員会で、「米軍の活動に第三国人が参加することがいかなる場合でも日米安保条約上禁じられているかどうかについては、個々の事案に即して判断する必要がある」と答えていた。
答弁書は、国連軍の使用歴については「国連軍の運用の詳細に関わる」として答えなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月11日