日本が「普通の国」になれるかは歴史認識問題にかかっている

日本が「普通の国」になれるかは歴史認識問題にかかっている。

タグ: 日本 普通の国 歴史認識

発信時間: 2016-08-15 14:54:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

第四に、日本が本当の「普通の国」であるならば、「普通の国」の重責を負い、世界の公平・公正・正義を守ることを引き受けなければならない。南中国海問題を例に取れば、南中国海問題の当事国ではなく、南中国海問題とは関係のない域外国家である日本は本来、南中国海問題を客観的かつ公正に見ることができるはずである。だが日本は逆に、南中国海問題をたきつけ、多国間に溝を作り、南中国海の情勢をむしろ混乱させようとしている。これでは「普通の国」とは到底言えない。議論のある問題について、理性的・客観的・公正な立場から問題を見ることができず、むしろ問題を利用し、混乱に乗じて利益を求める、火事場泥棒のような国が、世界の公平と正義を守る「普通の国」と言えるだろうか。

最後に、日本が本当の「普通の国」であるならば、偏見や色眼鏡を通じて隣国の発展を捉えるのではなく、尊重と理性をもって客観的にこれを捉えるべきである。正しい歴史に対する尊重の念を持ち、誤った歴史を深く理解し、侵略の歴史を反省することを決意してこそ、日本は、国際社会から「普通の国」として認められることができる。もしも日本が、旧態依然の考え方を捨てず、ねたみや疑い、警戒を持ってしか隣国の発展を捉えることができず、「侵略の定義は定まっていない」とのでたらめな議論を繰り返し、靖国神社参拝は「個人の魂の問題」であると主張し続けるなら、日本は、本当の意味での「普通の国」――自身の錯誤を克服し、責任を進んで引き受け、世界の公平と正義を擁護し、第2次大戦後の国際秩序を守る国からは、まだはるかに遠いと言わざるを得ない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月15日

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