リオデジャネイロ五輪は現地時間17日夜、卓球男子団体決勝戦が行われ、中国チームが日本チームを3-1で下し、連続3大会で優勝を果たした。会場で試合を観戦した中国体育代表団の蔡振華・副団長は試合後、中国の卓球はまだ少なくとも今後10年、世界のトップレベルを率いていくことになるだろうと語った。
リオ五輪卓球では、日本チームが中国チームの最大のライバルとなった。蔡振華氏は、「我々は早くから、日本を主要な対戦相手として位置付けてきた。選手の年齢からすれば、2020年の五輪大会ではさらなる活躍が期待できる。今日の試合からは、彼らの技術や打法が世界で最も進んだものであることがうかがえた。次大会では、日本は我々の最も主要な対戦相手となるだろう」と語った。
17日の試合でも、日本チームは中国チームにやすやすとは負けなかった。水谷隼が第2試合で許昕を破ると、試合のムードは一気に緊張した。男子ダブルスでも、日本チームが中国チームを圧倒する場面が見られた。蔡振華氏は試合後、「日本チームの攻撃のスピードは想像以上だった。帰ってから研究しなければならない。彼らの技術の一部は、我々が重視するに足る速さで進歩している」と語った。
大きな挑戦を受けながらも、中国の卓球チームはリオ大会で4枚の金メダルを独占した。蔡振華氏は、「中国の卓球スポーツは、選手の蓄えから、種目に対するコーチの知識、選手の育成体系、卓球文化の蓄積まで、いずれも優位を誇っている。私個人の考えでは、重大な間違いを起こさない限り、中国の卓球はまだ今後10年は、問題なく世界をリードしていくことになる。卓球競技は次大会も4種目で試合が行われる。中国側がミスしない限り、次大会でも4枚の金メダルを獲得できるだろう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月21日