東京五輪に向けて力を高める日本チーム 中国はいかに準備すべきか

東京五輪に向けて力を高める日本チーム 中国はいかに準備すべきか。

タグ: 東京五輪

発信時間: 2016-08-23 09:59:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

リオ五輪大会が閉幕し、夏季五輪大会は「東京サイクル」に突入した。次大会の開催国となる日本の代表団はリオデジャネイロで目覚ましい活躍を果たし、2020年の東京大会に向けて力をつけている姿を見せつけた。

リオ五輪大会の開催中、国際オリンピック委員会は、空手やスポーツクライミングなど5競技を東京五輪で新たな競技として加えることを宣言した。空手は日本の得意競技であり、多くの金メダルを日本にもたらす競技となることは間違いない。日本人はまた、野球・ソフトボールでも金メダルを狙う実力を持っている。開催国という有利な条件を考え合わせれば、東京五輪大会で日本チームがさらなる成果を収めるだろうことは想像に難くない。

リオ五輪大会では、日本代表団は、陸上や競泳、卓球、バドミントンなどの競技で、これまでを上回る競争力を示した。日本人選手らは4年後、これらの競技でさらなる突破を果たす可能性がある。多くの金メダル獲得してきた従来の競技に加え、金メダル圏内の競技が増えることで、日本チームが金メダル獲得数でトップ5入りする可能性は高い。さらには米国・英国・中国からなる第一集団を脅かす力となる可能性さえある。

日本代表団が加速度的に実力を高める中、金メダル圏内の競技が中国チームと重なり、中国と日本との一騎打ちという局面も増えるものと考えられる。中国チームはこれに対する準備をしておかなければならない。

リオ五輪の卓球の試合終了後、中国体育代表団副団長の蔡振華氏は、次大会の卓球について、「中国チームは今大会で金メダル4枚を独占した。だが選手の年齢が次大会で活躍のピークに達し、技術や打法でも世界をリードする日本は、東京五輪では中国の主要なライバルとなる」との見通しを示した。

卓球ナショナルチームの総コーチを務める劉国梁氏も、男子団体決勝では、日本チームが大きな進歩を遂げていることが明らかになったとし、中でも水谷隼の進歩は際立っていたと語った。劉氏は同時に、日本チームが強くなっていることは、中国チームの進歩を促進するだろうとの見方を示した。

体操では、中国チームは訓練を重ねて実力を高め、演技完成の安定性の面での取り組みに励む必要がある。アウェイの東京では、採点で不利な条件が加わることも予想しておかなければならない。演技の質をできるだけ高め、不利な採点を跳ね返すだけの技術と心の準備をしておく必要がある。

競泳では、日本チームは今大会ですでに中国を超えた。陸上では、日本の男子リレーチームは、日本とジャマイカの混血選手が加入したことで実力を大きく高め、400メートルリレーでアジア記録を2回にわたって更新し、銀メダルを獲得した。この種目では、中国は、息の合ったバトンパスを練習すると同時に、選手の厚みを高め、個人の能力をさらに高める必要がある。リレーでの歴史的な成果は、日本の陸上界全体を奮起させるものともなり得る。中国の成績は陸上全体で日本を上回ったものの、次大会ではチャレンジを受ける準備をしておかなければならない。

東京大会で優れた成果を収めるため、日本は、財力の投入や競技の配置、後続人才の育成などの面で大幅な取り組みを進め、今大会ですでに明らかな進歩を見せた。日本チームの中国チームに対する追い上げは、2年後のアジア競技大会でも示されることになるだろう。中国チームが4年後の東京五輪でいかにその輝きを保つかは、目の前につきつけられた課題と言える。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月23日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。