米日が攻勢、中国を罠にかける

米日が攻勢、中国を罠にかける。

タグ: 日本,北方四島,中国

発信時間: 2016-08-31 09:59:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

共同通信の30日の記事によると、日本政府は29日、「北方四島」問題の進展を待たずにロシアへの包括的な経済協力を先行させる方向で調整に入った。安倍晋三首相は9月2日にロシア極東ウラジオストクで予定される「東方経済フォーラム」に出席する予定だ。

これは日露関係改善により、中国に地政学的圧力をかける「一石二鳥」の行為と見なされやすい。

中国の南側で、オバマ大統領はG20サミット閉幕後にラオスで開かれる東アジアサミットに出席し、ラオスを訪問する予定だ。オバマ大統領は米国の現職の大統領として初めてラオスを訪問する。これは「アジア太平洋リバランス」戦略の、任期満了前の最後の努力とされている。ラオスは中国やベトナムと良好な関係を維持している。しかしラ最高責任者の交代後、西側メディアはラオスがさらにベトナムとの関係を深めることになるさまざまな理由を挙げ、ラオスがさらに米国に歩み寄ることになると報じた。

またインド防衛相は先ほど訪米し、両国軍が相手国の基地を相互使用することで合意した。米メディアはこれを、インドが米日豪同盟にさらに歩み寄った、象徴的な出来事とした。

中国は米日による地政学の攻勢を受け、包囲されているように見える。我々は耳を澄ませば、中国周辺におけるさまざまな「サークル」における米日の掛け声と秘密の話を聞くことができるだろう。彼らは仲違いを促し、中国を罠にかけようとしているようだ。

全体的に見ると、米日の中国周辺におけるさまざまな手配りは、中国の実力を考えるならば巨竜の前で蜘蛛の糸を張るようなものである。ミャンマーは米日が重点的に抱き込もうとする中国周辺諸国だ。アウン・サン・スー・チー氏が先ほど訪中し、中国とミャンマーの関係は米日の願いに逆行している。

中国と米日の「近年最も激しかった駆け引き」は、南中国海仲裁案だろう。仲裁案がもたらした損失、中国の島礁建設が形成した戦略的利益が相殺し合ったが、中国にとっては最終的にプラスになったという判断は多くの人から同意されるだろう。

中国は現代的な国防を発展させなければならないが、長期的に経済の活力を維持する必要がある。それから視野を広げ胸襟を開き、大国として安定的に歩み続けなければならない。中国経済が長期的に繁栄を続け、規模で米国を追い抜く流れを維持することで、各国の注目を集め続けることができる。これは中国が総合的に見て有利になるための基盤となる。

自国の事に専念する、これは中国にとって常に最も重要な任務だ。これは特にアジア太平洋の地政学が乱れている今、我々が忘れてはならないことだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月31日

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