北方四島(ロシア名・南クリル諸島)問題で日本とロシアの対話機運が高まる中、四島のロシア人住民と元島民の日本人らが相互に行き来する「ビザなし交流」の日本側実施団体が8月から9月にかけて、四島が日本領であることを示した地図付きのロシア語会話集の参加者への配布を中止したり、四島への持ち込み自粛を要請したりしていたこと分かった。共同通信が21日に伝えた。
日本側の関係者は、「交流は舌戦のためではなく関係改善のためであり、ロシア側との対立や混乱を避ける狙いがあった」と話した。この措置は外務省からの指示によるものだ。日本の関係者は「日ロ首脳会談を前にして、外務省もロシア側を刺激しないよう考えている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月22日
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