19日、中国版映画としてリメイクされることになった日本の著名小説家東野圭吾の推理小説「容疑者Xの献身」の同名映画がクランクアップしたことが明らかになった。これは蘇監督にとって、俳優から映画監督に転身後、初めて挑んだミステリー作となった。蘇監督は同作品の全てに「完璧」を求め、これにより撮影期間が何度も延長された。彼は、「撮影のプロセスは、ある種修行のようだった。撮影に関わるあらゆる仕事に対して、極めて厳しい要求を出した」と述べた。新華網が伝えた。
○一切手抜きしない蘇有朋監督の要求はハイレベルかつ厳格
映画「容疑者Xの献身」がクランクインする前、蘇有朋監督は制作チームのスタッフ全員と、撮影計画全体について詳細かつ念入りな打ち合わせを行った。制作準備は昨年11月にスタートした。映画のロケ地として最適な場所を探すため、3カ月間の実地調査では、128日間で全国28都市を渡り歩いた。
クランクインした後も、蘇監督は、「どこまでも高みを追及する」というおとめ座精神を持ち続け、作品のあらゆる細部にまで磨きをかけようとした。撮影現場で働く制作スタッフのほぼ全ての仕事に対して、監督は多大なプレッシャーをかけた。制作チームによる撮影は端午節からから中秋節まで続いたが、たとえプレッシャーが耐えられないほど大きくとも、決して投げ出すことはなかった。「私は、心身を捧げて力の限りやるしかなかった」と監督は振り返った。