福島第一原発周辺50キロ内の10ヶ所のダムの底土から、高濃度の放射性物質が検出されたことが、環境省の現地調査により明らかになった。1キロ当たりの放射性セシウムの濃度は8000ベクレル超。日本メディアが伝えた。
環境省の調査によると、これらの放射性物質の多くが周辺の森林や山から、雨によりダムに流されたという。日本政府の放射能汚染物質の評価基準によると、セシウムの濃度が8000ベクレルを上回ると「指定廃棄物」となり、徹底的な除染と特別保管の対象になる。
環境省は、ダムの水質は現在深刻な汚染に至らず、これを飲んだ場合も人体に特に影響はないとしている。しかし専門家は、長期的に飲用すれば、健康被害をもたらす判断している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月06日