フィリピンの慰安婦被害者の会「リラ・フィリピーナ」は25日、旧日本軍が第二次大戦中にフィリピンを占領した際に、慰安婦を強制連行した歴史を直視し、被害者に賠償を行うよう日本政府に求めた。
「リラ・フィリピーナ」ディレクターのエクストリマデュラ氏は、訪日中にフィリピンの慰安婦問題について日本政府と交渉するよう、ドゥテルテ大統領に求めたと発表した。ドゥテルテ大統領は25日より訪日している。
エクストリマデュラ氏は「フィリピン歴代政権は外交で日本の不興を買うことを恐れ、第二次大戦中にフィリピンの慰安婦が旧日本軍に苦しめられたことを無視した。ドゥテルテ大統領は日本側に、フィリピンの慰安婦について説明を求めるだろう」と話した。
一部のフィリピン民間団体によると、旧日本軍は第二次大戦中にフィリピンを占領した際に、約1000人の現地女性を従軍慰安婦として強制連行した。生存中の慰安婦被害者は約100人。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月26日