共同通信によると、韓国国防部当局者は27日、日韓間で安全保障分野の情報共有を可能にする軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結交渉を再開することを決めたと明らかにした。
日韓両国は2012年に同協定の交渉を推進したが、韓国国内では歴史問題を理由に反発が強まった。李明博政権が締結前になり、日本側に延期を求めたことで、現在も棚上げされたままになっている。
朴槿恵政権も交渉再開に難色を示していたが、韓国政府の長官級の高官が最近になり意欲的な発言をするようになった。日韓首脳は9月7日にラオスで行った会談でも、本件を議題にした。安倍晋三首相は朴大統領に、同協定の締結促進を求めた。
韓国国防部の当局者によると、朝鮮が9月9日に5回目の核実験を実施した後、韓国側は交渉再開の検討を正式に開始した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月28日