日本が「被爆者」を強調、中国は痛烈に批判

日本が「被爆者」を強調、中国は痛烈に批判。

タグ: 日本,核兵器廃絶決議案

発信時間: 2016-10-28 13:47:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本が国連総会第1委員会(軍縮・国際安全委員会)に核兵器廃絶決議案を提出した件について、中国の傅聡軍縮大使は共同通信のインタビューに応じた際に、決議案に反対した理由について「(日本が加害者ではなく)戦争の犠牲者との印象を広める戦略だ」と批判した。傅氏はさらに決議案が5月のオバマ米大統領の広島訪問を歓迎するとした点にも異議を唱え、「国連の決議で広島や長崎を強調する必要がない」と表明した。

報道によると、日本政府は昨年も同様の決議案を提出したが、中国は日本が戦争の加害者としての歴史を歪曲しているとして、批判・反対した。

同決議案は核兵器の使用による非人道的な結果に「深刻な懸念」を表し、オバマ大統領の広島訪問については「歓迎」とした。同決議案はさらに世界の首脳や若者などが被爆者との交流により、原爆の実情への理解を促進することを提案した。同決議案の採決は近日中に行われ、賛成多数により採択される見通しだ。日本の決議案は昨年、5大核保有国から反対・棄権された。

共同通信によると、傅氏は被爆者に深い同情を示したが、原爆の被害を強調する日本側の姿勢を疑問視した。傅氏は、被爆者を重視しながらその他の戦争の犠牲者をなぜ重視しないのか、日本軍の屠殺行為の証拠をなぜ無視するのかと述べた。また傅氏は、いわゆる「被爆者」は爆撃を受けたすべての被害者を指すが、日本がこれを「原爆被害者」に限定していることに不満を示した。

傅氏は同決議案が、各国首脳による広島・長崎訪問を歓迎すると明記していることについて批判し、日本以外の国まで必ずこれを歓迎しなければならないのか、まったく適切ではないと述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月28日

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