日本の本州から遠く離れた小笠原諸島で海底火山が噴火し、新たな小島を形成した。この海上保安庁が2013年11月21日に提供した写真を見ると、形成されたばかりの小島から白い煙が出ている。
海外メディアによると、海上保安庁は19日、3年前の火山の噴火により広がった小笠原諸島西之島の、新たな海図を作成すると発表した。海上保安庁は24日より実地調査を開始し、島の形状と海底の地形を調査する。島が広くなったことから、日本の領海と排他的経済水域(EEZ)の面積が拡大することになりそうだ。
20日付朝日新聞によると、西之島は東京から南に約1000キロ離れている。2013年11月に島の南東約500メートルの海底で火山が噴火し、新たな島を形成した。島が拡大を続け、今年9月時点で面積が約2万6800平方キロメートルに達し、以前の12倍になった。そのためこの一帯の海図は使用できなくなり、今年6月に破棄された。
西之島の海岸線から12カイリ以内の領海、200カイリ以内の排他的経済水域は、基準となる島が海図に記入されなければ、国際的に認められない。現時点では海図がないため、新たな範囲を確定できない。海上保安庁によると、領海の範囲はこれにより約70平方キロメートル、排他的経済水域は約50平方キロメートル拡大する見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月31日