日本メディアによると、2010年東京オリンピックのマラソンコースを整備するため、東京都は千代田区にある樹齢70年以上のイチョウの木を伐採し、市民から反対の声が上がっている。
問題になったのは、都内の白山通りの水道橋駅東口から神保町交差点にかけての約700メートル。工事を請け負った業者は「伐採する街路樹は最小限にとどめる」と説明するが、計画では12月下旬からこの通りのイチョウ120本のうち50本を伐採することになっている。
小池百合子都知事は選挙公約に「無電柱化」を掲げていた。工事区間は4年後の東京五輪のマラソンコースで唯一電柱がある地域であり、世界が注目するマラソンコースの景観を一新させるため、政府は20億円(約1億5900万元)で無電柱化を実施し、そのためにイチョウを伐採する必要があるという。
しかし、2週間の五輪期間、しかも選手が数分通るだけのマラソンコースのために、直径50センチ以上のイチョウの木を犠牲にする必要はあるのかということに疑問の声が上がっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月31日