【冷遇されるアルバイト】
日本政府はあらゆる手を使って、外国人研修生を日本に留まらせたり増やそうとしているが、中国人にはほとんど効果がない。
山東省のある外国労働業務に携わる業界関係者は「現在、日本向け労働者のマーケットはよくなく、人集めが一段と困難になっている。国内の給料が上がっており、同じ給料なら皆国内で働く傾向がある。若い人は田舎で苦労した方が外国に行くよりいいと思っている」と話す。
このことは数字に表れている。法務省の統計によると、2015年末の日本の外国人技能研修生は19万2655人と前年に比べて14.9%増加した。そのうち中国人研修生は8万9086人と46.2%を占めた。2014年末には、中国人研修生の数は10万93人と全体の50%近くを占めていた。中国人研修生は数と全体に占める比率も徐々に低下しつつある。日本でのアルバイトは“おいしい食事”から“冷や飯”へと変わった。
先の関係者は「たとえ介護資格を開放したとしても、日本で働こうというブームが起きることは考えにくい。専門技能を身につける必要があるし、日本語の能力も求められる。中国国内でもやりたがる人はいないのに、日本でそれをやる人を見つけるのは至難の業である」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月5日