トランプ氏、日韓の弱みに付け込むか

トランプ氏、日韓の弱みに付け込むか。

タグ: トランプ氏,日本,韓国,ドゥテルテ

発信時間: 2016-11-11 10:16:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

多くの国と地域が、トランプ氏が米国の対外政策を変えることを懸念している。中でも日本と韓国の焦りが際立っている。安倍晋三首相と朴槿恵大統領は直ちにトランプ氏と電話会談し、いずれも似たような通話内容を公開した。トランプ氏は両国に対して、同盟関係を強化することを約束したという。しかも米軍の費用負担を増やすことに言及しなかったというのだ。

安倍首相は電話の他に、ペルーAPECに向かう途中でニューヨークに滞在し、トランプ氏と会談する予定だ。安倍首相はアジアで初の、次期米大統領に「謁見」する首脳になりたいのだろう。

日本は次期米大統領の前でこれほど戦々恐々する必要はないが、中国との深刻な対立によりわずかな外交の自主性も失っている。日本は米国の忠実な家来になる以外に、選択肢がないようだ。日本の外交の自主性は、フィリピンにも及ばない。韓国も米国の属国としての役割を強めている。経済繁栄と文化の輸出で民族の誇りを打ち立てた国が、再び米国の足にひしとしがみついている。

トランプ氏が米国の世界同盟体制を放棄することはない。これは米国の世界的なリーダーシップの基盤だからだ。ところが不安に襲われびくつく日本と韓国の様子を見たまえ。米国は確かに、大胆に弱みに付け込むことができる。トランプ氏が強硬になれば、日韓首脳は立つこともままならなくなるだろう。彼らは「投降」を選択し、米軍のさらなる保護費を、ホワイトハウスの新たな主人におとなしく差し出すことになるだろう。

そうなれば、トランプ氏の「新政」は「嘘八百」ではなくなる。彼のリーダーとしての威厳に、基礎が備わる。このビジネスの手腕を持ち、他人のポケットから金を持ってくることを最も得意とする不動産王大統領が、本当に日韓を血祭りにし大統領生涯の機運を盛り上げるかもしれないのだ。

トランプ氏は、米国の欧州における主要同盟国をどうすることもできない。カネを集めたければ、NATOに新たに加盟した東欧の小国を弱い者いじめするしかないが、その財布は日韓の比ではない。トランプ氏にとって、日韓は最も殺すべき、最も殺しやすい2頭の肥えた羊だ。

トランプ氏はフィリピンを脅迫することもできたが、ドゥテルテ大統領が先んじ、自国の独立した外交の権利を取り戻した。トランプ氏の勝利後、ドゥテルテ大統領はプーチン大統領のように友好の手を差し伸べ、外交の十分な自主性を示した。

アジアの地政学の危機は、表面に出ているほど深刻ではない。一部の国と勢力は直面している脅威を過大視し、米国の股の下に隠れるという最も簡単なやり方を採用し、自国の戦略を大きく矮化させている。

ドゥテルテ大統領は米大統領を「売春婦の子」と罵ったが、米国はそれでもフィリピンを「君子の好逑(君子の連れ合いにふさわしい)」としている。フィリピンより何倍も強いはずの日本は面の皮を厚くし、自国を真っ向から批判した次期米大統領にしがみついている。この差はなんとも皮肉だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月11日

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