日本スポーツ庁は8日、ドーピング検査要員を早急に養成しなければ、東京五輪のドーピング業務が滞るとする報告を発表した。
共同通信は、東京オリンピックとパラリンピックの期間、6500本のドーピング検査サンプルを処理する必要があるとした上で、とりわけ多言語のドーピング検査要員が不足していると報じた。
日本には現在、世界アンチドーピング機構が認証するドーピング検査実験室が1か所しかない。実験室にはドーピング検査員が15名在籍し、1年間に7000本の検査サンプルを処理している。
共同通信によると、一般的に上記の実験室が1本の検査に要する時間は長くて10日間。しかし五輪期間は、この検査を24時間以内に終えなければならない。逆に言えば、200名のドーピング検査員がいなければ五輪でのドーピング検査は完成できないことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月15日