米軍と自衛隊の軍事演習「キーン・ソード」は1986年より隔年開催されている、両国最大規模の演習の一つだ。今年の同演習は先月30日にスタートし、米軍から約1万1000人、自衛隊から約2万6000人が参加。
今回の演習では艦艇20隻、航空機260機が用いられた。今回の演習は初めて離島上陸・奪還を重点とし、日本の本州と沖縄、グアム島、テニアン島付近の海域・空気を網羅した。日本の安倍晋三首相が昨年9月、「平和安全法制整備法案」「国際平和支援法案」(合わせて「安保法」)を強行可決した後、米日は初めて「重要影響事態」に基づく軍事演習を実施した。
防衛省は今回の演習が定期的なものであることを何度も強調した。しかし実際には自衛隊の今回の大規模な合同演習には、離島奪還などの敏感な内容が含まれたため、未来の中国との島嶼を巡る戦いを想定していると解釈された。海上救難訓練を除くその他の訓練は、メディアに公開されなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月17日