南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加する日本陸上自衛隊11次隊の主力部隊の第1陣が30日、青森空港(青森市)から出発した。派遣部隊には安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」などの新任務が付与されている。日本メディアが伝えた。
この日出国したのは、第9師団を中心とする約120人。出発前、隊員は空港ビルのロビーで家族と写真を一緒に撮ったり、抱き合ったりして別れを惜しんだ。
長男との別れ際に、お守りと手紙を渡した仙台市の佐藤素子さんは「心配しても仕方ないけど、顔を見ると何も言葉が出なかった」と涙をこらえきれなかった。
主力部隊は現地到着後、先発隊とともに10次隊から任務を引き継ぐ。指揮権が移る12月12日から、新任務の運用が始まる。
14日に残りの約100人が出国し、計350人が現地にそろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月1日