【プーチン大統領の扱いが格下げ?】
一部の日本メディアは、ラブロフ外相が会談中に冷たい顔を続けたのは、ロシア側がプーチン大統領の訪日の接遇に不満を持っているからと推測した。
時事通信によると、日本政府の国家元首の接遇には、「国賓」「公賓」「公式実務訪問賓客」がある。そのうち国賓が最高の接遇となる。この3つのレベルによって、宮中晩さん会の有無や、日本側が負担する経費などに差が出る。
日本メディアによると、安倍首相が3年に渡りプーチン大統領の招待を続けていることから、ロシア側はプーチン大統領が国賓として接遇されると判断していた。ところが日本側は、これに同意しなかった。
日本政府筋は今月上旬、プーチン大統領の訪日中の接遇が、最低ランクの「公式実務訪問賓客」になると明かしていた。この政府筋によると、欧米の一部の国が対露経済制裁を実施中であり、これらの国に日本側が配慮したという。
プーチン大統領の接遇が確かに「公式実務訪問賓客」であれば、今年10月から11月に訪日したフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問、インドのナレンドラ・モディ首相と同等になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月5日