習近平主席、日本の安倍晋三首相と会談

習近平主席、日本の安倍晋三首相と会談。 2016年9月5日、習近平国家主席は、G20首脳サミット出席のために訪中した日本の安倍晋三首相と杭州で会談した。

習主席は、「中国と日本は互いに重要な近隣国であり、両国関係の長期的で健全な安定した発展は、両国民の利益にかなうだけでなく、地域の平和と安定にも利する。現在、中日関係は依然として、複雑な要素の干渉を受けている。双方は、こうした干渉を排除し、中日関係が早期に正常な発展軌道に戻れるよう後押しする必要がある」と指摘した…

タグ: G20 首脳サミット 習近平 主席

発信時間: 2016-12-05 14:18:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2016年9月5日、習近平国家主席は、G20首脳サミット出席のために訪中した日本の安倍晋三首相と杭州で会談した。

習主席は、「中国と日本は互いに重要な近隣国であり、両国関係の長期的で健全な安定した発展は、両国民の利益にかなうだけでなく、地域の平和と安定にも利する。現在、中日関係は依然として、複雑な要素の干渉を受けている。双方は、こうした干渉を排除し、中日関係が早期に正常な発展軌道に戻れるよう後押しする必要がある」と指摘した。

また習主席は、「中日関係の改善・発展に努めるという中国側の基本的な立場に変わりはない。両国関係は現在、数々の困難に見舞われながら、後退しないためには前進するのみという要となる段階にある。双方は、責任感と危機意識を高め、両国関係のポジティブな面を拡大し、ネガティブな面は抑制するよう努め、両国関係の着実な改善を確保する必要がある。来年の中日国交正常化45周年、再来年の『中日平和友好条約』調印40周年という重要な契機をしっかりとつかみ、中日関係の前進を推進しなければならない」と強調した。

習近平主席はさらに、「中日双方は、両国間の『4つの政治文書』と2014年末に達成された『4つの原則的共通認識』をしっかりと守り、両国関係の政治的土台が動揺しないようにしなければならない。両国は、以前からの問題をコントロールし、新たな問題を防止し、障害を減少させる必要がある」と強調した。中日協力について話が及ぶと、習近平主席は、「中日両国は経済の補完性が高い。両国は、マクロ経済政策の疎通を強化し、各分野での実務協力のレベルを高め、民間の友好の伝統を発揚し、地方の交流を推進することを考慮すべきだ。双方は、協力とウィンウィンという新たな理念に照らして、地域協力を共同で推進し、世界的な挑戦に立ち向かう必要がある」と指摘した。

習近平主席はさらに、「中日双方は、『4つの原則的共通認識』の精神にのっとり、対話と協議を通じて疎通を強化し、東中国海問題を適切に処理し、東中国海の平和と安定を共同で守るべきだ。日本側は、南中国海問題で言動を慎み、中日関係の改善に障害を生むことは避けなければならない」と指摘した。

安倍晋三首相は、中国側の主導の下、G20首脳による杭州サミットが成功し、豊かな成果を上げたことを祝い、「日本側は、対中関係を重視し、両国が引っ越しのできない隣人であることに同意する。日本側は、中国側と相互信頼を構築し、日中が達成した関連する共通認識の精神にのっとり、両国関係の改善に努め、関連問題について中国側と対話を保持することを希望する。また日本側は、中国側と金融・貿易・環境保護などの分野での協力を推進することを希望する」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月

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