安倍氏は南京を訪問せよ

安倍氏は南京を訪問せよ。

タグ: 安倍 南京 ハワイ 真珠湾

発信時間: 2016-12-28 12:59:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の安倍首相は現地時間26日にハワイに到着し、米国立太平洋記念墓地で献花した。今年は日本軍の真珠湾奇襲75周年だ。日本側は「寛容の心」と「歴史の和解」が今回の訪問のキーワードと宣伝している。日本側はこれにより、第二次大戦の歴史を完全に清算しようとしている。

ところが、日本が第二次大戦中に米国に対してのみ罪を犯したのではなく、中国などのアジア諸国にもより深い傷をもたらしたことは周知の通りだ。安倍首相がハワイを訪問し戦没者に慰霊することで、日本の西側でのイメージを向上させることができるかもしれないが、歴史問題で中国やアジア諸国を避けて通れば、全局面的な意義のある結果を形成することはない。

安倍首相の今回の訪問は、米日関係を促進する外交活動であり、本当に歴史に区切りをつけたかったわけではない。安倍首相はハワイで謝罪せず慰霊するだけで、この訪問により政治面のポイントを稼ごうと計算している。彼の認識は徹底していない。歴史に区切りをつけるとは、そういうことではない。

日本が歴史問題の和解を本当に求めるならば、安倍首相は方向と場所を間違った。彼は中国の南京、北京の盧溝橋、もしくは韓国のソウルを訪れるべきだ。そこには弔い、慰霊できる記念館があり、日本が歴史問題を解決する上で直面しなければならない真相と印象がある。

歴史問題を70年も長く引きずっているが、日本人の第二次大戦に関する正確な認識を形成できておらず、今後についても期待できないだろう。日本社会の認識は固定されており、政府は歴史問題を避ける外交辞令により臨時的な調整を行い、短期的な利益を手にするだけだろう。

安倍首相はハワイで不戦の誓いを表明したが、米国と共に中国に対抗する計画を伝えたようだ。少なくとも彼本人は、このような効果が生まれることを願っているようだ。実際には安倍政権は米国一辺倒で、日米同盟により中国をけん制しようとする戦略的姿勢を明らかにしている。東アジアのこの地政学的な膠着状態は、短期間内には打破しがたい。中国は穏健に対応するだろう。

中国は今後、日本に注目しすぎる必要はない。自国の発展のみに取り組み、国防力を含む総合力を強化し続けるべきだ。その中で、中米の戦略的バランスの処理が、最も優先される。急進的で好戦的な日本は、中国の台頭における障害だが、これは中国の国家安全を脅かす最大のリスクにはなり得なくなっている。

中国の総合的な国力により、日本に対して絶対的な優勢を形成することが、必然的な流れになっている。中日間の駆け引きには、徐々に変化が生じるだろう。いつの日か日本の現職の首相が自ら南京を訪れ、歴史に「区切り」をつけることで中国に善意を伝えるかもしれない。そして我々も、それは日本政府が本当に歴史観を変えるわけではないことを知っている。人の価値観は変えがたい。日本人が変えたふりをしたがるかは、多くの場合、相手側の力を恐れるかにかかっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月28日

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