第90回キネマ旬報ベスト・テンが発表された。中国の賈樟柯監督がメガホンを取った、趙涛、張沢、梁景東、董子健、張艾嘉ら主演の映画『山河ノスタルジア』が、アジア作品としては唯一、外国映画ベスト・テンに入選した。
『キネマ旬報』は1919年創刊で、世界で最も古い映画雑誌だ。キネマ旬報は1924年より毎年ベスト・テンを選出しており、今年で第90回となった。編集部が記者、映画評論家、映画製作者などによる投票を行っている。主に毎年の日本映画、日本で上映された海外映画を表彰する、日本の映画界で権威ある最高の栄誉だ。
今年度の日本映画ベスト・テンの首位はアニメ映画『この世界の片隅に』。クリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』が外国映画ベスト・テンの首位に選ばれた。『山河ノスタルジア』は外国映画ベスト・テンで5位に選ばれ、アジア作品としては唯一ランクインした。
賈監督の作品が外国映画ベスト・テンに選ばれるのは4回目。賈監督は高水準の創作を続けており、早期の『プラットホーム』『長江哀歌』、最近の『罪の手触り』『山河ノスタルジア』が入選している。うち『長江哀歌』は年間最優秀外国映画、年間最優秀外国人監督に選ばれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月12日