霧の晴れない韓日関係、領土問題で再び波乱が

霧の晴れない韓日関係、領土問題で再び波乱が。

タグ: 独島,平和の少女像

発信時間: 2017-01-22 14:07:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

18日付ハンギョレ新聞によると、韓国・京畿道議会の団体「独島愛・国土愛の会」所属議員は、「独島」(日本名・竹島)に平和の少女像を設置するための募金活動を開始し、早ければ年末にも設置する方針を固めたと発表した。

波乱が続く

釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことによる外交問題が収まらぬなか、京畿道は両国が係争中の「独島」に慰安婦像を設置すると宣言した。ジャパン・タイムズは、この措置はさらに日本の怒りを買うことになると判断した。日本政府は大使を一時帰国させ、その他の措置を講じ、総領事館前に慰安婦像が設置されたことに抗議した。しかしながらこのほど、韓日の対立は、慰安婦問題から「独島」の領土係争へと拡大している。

共同通信の17日の記事によると、日本の岸田文雄外相は本件について「竹島は国際法上も歴史的にもわが国固有の領土だ。この立場に照らしても(慰安婦像設置は)受け入れられない」と述べた。

「独島」の領土問題と慰安婦の歴史問題が重なり、日韓関係の「崩壊」を促す力になっている。

進展は困難、両国関係が懸念

領土と慰安婦の問題は、韓日の歴史問題だ。日本は「具体で全体を否定」するという間違った歴史観により、これらの問題を捉えている。日本は慰安婦問題で国として謝罪しておらず、同時にその強制性も認めておらず、ただ偉そうに慰安婦を同情する態度で、支援金を提供した。韓日双方が今後、これまでの慰安婦問題の合意を覆すことはないと見られるが、領土問題で双方が譲歩することはない。

朴槿恵大統領は政権運営後期に日本に歩み寄った。新政権発足後、韓日関係には2つの状況が想定できる。まずは米国の取りなしにより、日本に歩み寄り続ける。次に韓日関係が歩みを止め、冷え込みを続ける。

中央日報は、韓国政府は少女像の問題が解決されておらず、さらに領土問題が生じたことで、戸惑いを感じていると報じた。情報に詳しい外交筋は「慰安婦問題は両国の国民感情が最も敏感になる歴史問題だ。『独島』は領土問題であり、この両者を結びつければ、外交面の突破口を見出しにくくなる」と懸念した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月22日

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