「一代限り」の天皇退位、安倍氏の意向に沿う

「一代限り」の天皇退位、安倍氏の意向に沿う。

タグ: 天皇退位 安倍

発信時間: 2017-01-24 13:57:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍政権が任命する、天皇退位問題について議論する有識者会議が23日に論点整理を公表し、会議に出席した安倍晋三首相に提出した。論点整理には、天皇退位容認に積極的な意見を持つとした上で、「一代限り」の方向性が強まっているとした。皇室典範改正により天皇の退位を「恒久制度化」するという観点については、多くの消極的な見方を列挙し、数多くの問題が存在するとした。日本メディアは、有識者会議がまとめる天皇退位に関する論点は、最終的な結論を導き出す判断を避けたが、実際には早くから噂されていた「一代限り」の退位の特別法を制定するという政府の方針を支持しており、国会審議前に安倍政権と口を揃えようとしていると判断した。

アナリストは「明仁天皇が生前退位の意向をはっきり表明したのは、健康状況により過度な公務を続けられず、天皇の役割を演じるため全身全霊を傾けられないと懸念したからだ。また戦争の苦しみを経験したことのある明仁天皇は、天皇の象徴性と職業性を強調することで、右翼が天皇を神格化する行動により軍国主義を復活させるのを避けようとしている。そのため安倍首相は特別法により、天皇退位の恒久制度化を阻んだが、戦後初の生前退位の意向を示した天皇の珍しい行動は、閣僚を率いて天皇万歳と叫んだ安倍首相に対する警告に相違ない」と指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月24日

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