2011年の東日本大震災から6年弱が経過した。だが3日付英ガーディアン紙によると、地震によって生じた福島原発の放射能汚染は現在も改善されておらず、むしろ放射線量が2011年以来の最高値に達しているという。
東京電力は2日、福島第1原発2号機の格納容器内部で撮影した映像を解析した結果を発表した。それによると内部の放射線量は推定で、最大毎時530シーベルトだった。報道によると、これは同原発事故発生以来の最大値で、人間が短時間その中に入ったとしても命を落とすほどの高い水準だ。この数値であれば、数十秒で死に至るという。
またBBCの報道によると、事故後に福島原発で働いていた溶接工が白血病にかかり、東京電力を相手取り5900万円の賠償金を求めている。しかし東京電力は、放射線と白血病の関連性を疑問視している。日本の裁判所は2日に、正式に審理を開始した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月4日