反中以上に反米!アパ会長の歴史観の米国敵視が明らかに

反中以上に反米!アパ会長の歴史観の米国敵視が明らかに。 日本のアパホテルが客室に、南京大虐殺や慰安婦の強制連行などを否定する内容のアパグループCEO元谷外志雄による書籍を備え付けていた問題は、中国と日本で大きな関心を呼んだ…

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発信時間: 2017-02-12 09:42:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本のアパホテルが客室に、南京大虐殺や慰安婦の強制連行などを否定する内容のアパグループCEO元谷外志雄による書籍を備え付けていた問題は、中国と日本で大きな関心を呼んだ。中国と韓国の批判は、同書の概論における「南京大虐殺」の否定と「慰安婦強制連行」の否定の言論へと集中していた。

『日本経済新聞』(中国語サイト)は8日、在日華人学者の張石による記事「アパ会長の歴史観は反中以上に反米」を掲載した。これによると、元谷外志雄の『本当の日本の歴史 理論近現代史学II』はその歴史観において、大量の紙幅を割いて米国を批判している。元谷は、「南京大虐殺」と「慰安婦強制連行」という「デマ」も米国と関係していると主張している。

元谷外志雄が2015年から2016年まで雑誌『APPle TOWN』に発表した随筆集『本当の日本の歴史 理論近現代史学II』の多くの箇所には、第2次大戦の結論を覆し、日本が侵略国家であったことを否定し、日本の第2次大戦中の行為は「アジアの殖民地の解放であった」と主張する観点が見受けられる。同記事は、元谷の本が日本語と英語で出版されていることからわかるように、読者の対象は日本人と英米人であり、中国人と韓国人ではないと指摘している。

記事によると、『本当の日本の歴史 理論近現代史学II』において、元谷は、概論において一連の歴史観を運用して米国を集中的に批判しているだけでなく、「日米戦争はルーズベルトの世界恐慌からの脱出策」とする章を特別に設け、米国と米国を筆頭とする連合国軍最高司令官総司令部が「日本に押し付けた歴史観」を集中的に批判している。つまり内容の分量と立論の出発点から見て、この点が最も重要な点となっている。

記事によると、元谷外志雄は同書でさらに、「真珠湾攻撃は米国の陰謀であった」との切り口から、太平洋戦争史観と戦後史観を展開している。だがこのような「陰謀論」の見方には、世界の多くの歴史学者と政治家が反対している。日本の歴史学者・秦郁彦は、2012年に出版した『陰謀史観』で、「真珠湾攻撃は米国の陰謀である」などの第2次大戦に関するさまざまな「陰謀史観」に対し、根拠のある反駁を加えた。日本戦後のこうした「陰謀史観」を持つ多くの人に専門的な歴史学者は少なく、ほかの分野の人やアマチュアの論客、活動家が主力となっている。例えば渡部昇一は英語学、西尾幹二はドイツ文学、江藤淳は国文学、藤原正彦は数学、田母神俊雄は自衛隊幹部で、彼らは読者の情緒に訴えるレトリックの巧者にすぎない。

学界においては広く、米国人作家でメリーランド州立大学歴史学教授だった故ゴードン・ウィリアム・プランゲの『At Dawn We Slept: The Untold Story of Pearl Harbor』(『真珠湾は眠っていたか』)の1981年の出版で、いわゆる「陰謀論」は米国では成り立たなくなったと考えられている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月10日

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