日本はこのほどカンボジア、インドネシア、ラオス、ベトナム、フィリピン、ミャンマーの6カ国に、サイバーセキュリティの研修プログラムを行っている。しかし多くの専門家は、このプログラムがどの国にとっても役に立たないと疑問視している。1日付カンボジア紙『The Cambodia Daily』が伝えた。
専門家によると、日本自身もサイバーセキュリティで「補習」をしている状態だ。日本は今世紀初頭、サイバーセキュリティのほぼすべての欠陥を見落としていた。サイバーセキュリティ専門家は「日本は2012年まで、サイバーセキュリティを深刻な脅威としていなかった。ASEAN諸国はサイバーセキュリティ問題に直面しているが、カンボジアなどの国は今回の研修がどれほど魅力的かについては、疑問視せざるを得ない」と指摘した。カンボジア戦略研究所のチアン・バンナリット理事長は「カンボジアにはまだサイバーセキュリティ政策がなく、新しい概念であるため、能力には限りがある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月2日