日本がいずもを南中国海に派遣、中国は遼寧艦を派遣か

日本がいずもを南中国海に派遣、中国は遼寧艦を派遣か。

タグ: いずも,南中国海

発信時間: 2017-03-16 14:59:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本政府は南中国海とインド洋に、日本最大級の戦艦、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を3カ月派遣することを決定した。ロシアの軍事専門家のカーシェン氏によると、これは戦後日本の艦隊による、地理的範囲が最大の遠洋航行だ。ロシア・スプートニクが15日に伝えた。

大型軍艦のいずもは、日本唯一のヘリコプター搭載護衛艦で、他国の類似する軍艦は通常ヘリ空母、もしくは軽空母と呼ばれる。いずもの排水量は2万7000トンで、欧州諸国の軽空母を上回る。米国の一部の強襲揚陸艦に似ている。

いずもは理論上、垂直離着陸機のF-35Bを搭載すれば、正真正銘の軽空母になる。しかし現時点では、日本が同機を搭載するかは不明だ。艦載のためにはいずものアップグレードを行い、スキージャンプ台を搭載し、甲板を強化する必要があるかもしれない。

ヘリを搭載しても、相当な威力になる。いずもは通常ヘリ9機を搭載できるが、必要な場合はさらに追加できる。ヘリ空母は所属艦隊の対艦能力を強化できる。ヘリはさらに対艦ミサイルを持つ軍艦の代わりに、偵察や標的指示などの任務を遂行できる。日本がいずもと同時に、対艦ミサイルと強力なミサイル迎撃システムを搭載する、新型駆逐艦を派遣すると予想できる。

カーシェン氏は「日本が自国の艦隊の実力と新たな実力、それから遠洋に戦力を投入する能力を誇示していることは明らかだ。中国はこのような軍艦がその他の軍艦と南中国海を横断することに強い不満を表明するだろう。今回の行動は中国メディアからも強く批判されるだろう」と述べた。

周知の通り、中国は日本と異なりすでに空母を1隻保有しており、さらに2隻を建造中だ。これらの空母が遂行できる任務はより多く、範囲も広い。中国はいずもが来る時に、自国の唯一の空母「遼寧艦」を出動させる可能性が高い。しかし日本の艦隊は、米国と西太平洋で組む連合艦隊の一部に過ぎない。不測の事態が生じれば、米国は中国をはるかに上回る空母の能力を運用するだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月16日

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