日本が議長国として今年前半の開催を目指していた中日韓首脳会談の先送りが決まった。韓国で大統領選が5月に行われるからだ。安倍晋三首相の「近隣外交戦略」は停滞を余儀なくされる。16日付朝日新聞が伝えた。
安倍首相は1月の参院本会議で「本年のできるだけ早い時期に、日本で開催できるよう努力する」と意欲を示していた。韓国とは慰安婦像問題への反発から、駐韓大使を一時帰国させたまま。朝鮮の核ミサイル開発が進むなか、サミットは3カ国関係の立て直しの契機になるはずだった。
中日韓首脳会談は昨年実施を予定していたが、韓国の政権内の混乱により日程が決められず、先送りになった。日本政府は今秋の開催を目指すが、韓国がミサイル迎撃システム「THAAD」配備を決定し中韓関係が悪化していることなどから、開催の見通しは立っていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月17日