タカタ製エアバッグの不具合により、トヨタは全世界で約290万台をリコールすると発表した。日本、中国、欧州市場が対象。Automotive News(欧州版)が3月30日に伝えた。
トヨタによると、リコール車種はSUVのRAV4、セダンのカローラアクシオ。タカタ製エアバッグの増圧ポンプが硝酸アンモニウムを放出し、高温環境に長時間さらされると爆発しやすいという。
リコール台数はオセアニア・中東で116万台、日本で75万台。トヨタにとって最大の市場である北米は、対象外となった。
今回のリコールは、タカタ製エアバッグの世界的な大規模リコールの一部だ。スバル、三菱、日野などの日本自動車メーカーも、同様の理由により日本で24万台をリコールしている。ホンダはさらに、タカタ製エアバッグの最大の被害者だ。
タカタは先月米国で刑事責任を問われ、10億ドルを支払うことになった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月5日