天皇退位 日本政府に複数の新元号案
天皇退位 日本政府に複数の新元号案。
タグ： 日本 天皇退位 元号
発信時間： 2017-04-10 13:12:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
『毎日新聞』によると、天皇陛下の退位と新天皇の即位に伴い、日本では新元号が始まる。それに向け、日本政府は複数の学者に新元号の選考を依頼し、多くの案をすでに受け取っている。
昭和天皇が崩御した1989年1月7日、日本政府は元号移行の正式な手続きを開始し、翌日に慌てて昭和から現在の平成に改元した。
日本政府が元号の選考を依頼したのは、中国史、中国古典文学、日本古典文学などの分野に権威のある複数の学者。2016年8月に陛下が退位を表明してから、日本政府は元号選考作業を水面下で進めている。各学者は中国や日本の古典を元に漢字2文字の組み合わせを考え、多くの案を提出した。元号案を提出した学者はいずれも各分野の泰斗であるため高齢で、亡くなった場合はその案は採用されず、改めて別の学者に依頼することになる。昭和に代わる新元号を選考する際、日本政府は東洋史専門家の山本達郎史と中国哲学者の宇野精一氏の2人の東京大学名誉教授、九州大学名誉教授で中国文学専門家の目加田誠氏に選考を依頼し、最終的に「平成」、「正化」、「修文」の3案に絞り込んだ。昭和天皇が崩御した日、日本政府は専門家座談会を召集し、衆参両院の正副議長の意見を聞き、閣議で「平成」に決定した。その後、関係者は、「平成」は山本氏の案だったと明かしている。
日本の元号は大化の改新があった645年、中国にならい初めて「大化」の元号を採用した。中断した期間もあったが、701年に「大宝」の元号を採用してから現在の「平成」まで1300年以上続いている。明治時代以前に災害を理由に改元されることもあったが、その後は天皇1人につき1つの元号、「一世一元制」が法制化された。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年4月10日
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