NHKが3日に放送した番組「ニュースウオッチ9」は、日本の戦闘機が昨年、中国機に対して緊急発進(スクランブル)をかけた件を報じた。番組の画面では、中国の国旗が日本の国旗の上に置かれていた。
このありふれた驚くほどでもないテレビの画面は、一部の政治家のガラスのように脆い心を砕いた。岸信夫外務副大臣は13日の参院内閣委員会でNHKを批判し、日の丸を中国の国旗の下に置くことは、「権益を失い国を辱める」嫌いがあると述べた。
岸氏は「下の国旗は下位、服従、敵への降参などを意味し、外交儀礼上、適切ではなく、あってはならない」と述べた。
自民党の有村治子議員も「NHKはどこの国の公共放送なのか」と批判した。
NHKはこれらの批判について、「上空を飛行する中国機に対し、スクランブルをかける自衛隊機のイメージをわかりやすく示すためで、国の上下関係を示す意図はなかった」と説明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月14日