17歳エース平野美宇、中国卓球界の目を覚まさせる

17歳エース平野美宇、中国卓球界の目を覚まさせる。

タグ: 日本 卓球 平野美宇

発信時間: 2017-04-18 10:51:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の卓球界は長年にわたり「オオカミ」を育ててきたが、ついに「オオカミ」に噛みつかれた。16日に幕を下ろしたアジア卓球選手権大会で中国代表は7種目のうち6種目で優勝したが唯一優勝を逃した女子シングルスの結果は中国の卓球界を驚かせた。若干17歳の平野美宇が丁寧、朱雨玲、陳夢を下し日本で21年ぶりとなる女子シングルス優勝を決め、中国代表の劉国梁監督も「平野は中国の3選手を連続で破った。これは誰も予測できなかったことで、中国チーム全員に警鐘を鳴らした」と語った。

平野美宇の優れた技術と変化の多い打球方向に、オリンピック金メダリストの丁寧を含む中国女子3選手はやりにくさを感じている。ワールドカップとアジア選手権の女子シングルスで続けて優勝したことで彼女は自信をつけ、丁寧に逆転勝ちした後、「2020年の東京オリンピックでシングルス・団体の2枚の金メダルを獲得する」という目標ができた。

平野の急成長は中国代表の孔令輝監督を驚かせた。孔令輝監督は、「彼女は本当に実力がある。技術は私たちよりも進んでいる」と高く評価し、平野が女子シングルスの強力なライバルであることを示唆した。また、平野美宇と日本の卓球全体の実力アップは中国卓球界の「オオカミ育成」計画に後押しされたという。平野を指導するのは中国の劉潔コーチと王鋭コーチの2人。さらに、平野は2016年に中国スーパーリーグにも出場し、一流選手との対戦で技術を磨き、経験を積んだ。

世間が大騒ぎする中で、劉国梁監督は「以前は『オオカミが来る』と言われていたが、本当に来た。それでも慌ててはいけない。普段の練習でいつも憂患意識を持つように言ってきたが、その効果は今回ほど直接的ではない」と話す。劉国梁監督は今回優勝を逃したことは中国代表にとって悪いことではないと考えており、「勝ち負けはどちらも貴重な経験。最終目標は東京オリンピック。今回の失敗で日本代表の台頭に気付くことができたのであれば、価値のある代償だ」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月18日

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