日本の稲田朋美防衛相は18日、陸上自衛隊の戦車中隊や偵察隊、普通科中隊で女性自衛官の配置を今月より解禁すると発表した。これは陸海空自のほぼ全面的な女性起用が可能となったことを意味する。
稲田防衛相によると、これは安倍政権の「女性活躍社会」を推進する主な政策の一つで、女性自衛官の比率倍増を目指し、さらに女性自衛官の勤務環境を改善するとした。
しかし今後も制限が残る部分もある。これには陸自の特殊武器防護隊、坑道中隊、及び海自の潜水艦部隊が含まれる。
データによると、自衛隊が1955年に発足した当時、女性自衛官は144人で全体の0.1%のみだった。自衛隊は1993年に女性自衛官の制限を大きく見直し、海自護衛艦及び空自戦闘機などを段階的に開放してきた。2016年末時点で、女性自衛官は全体の6.1%を占める約1万4000人に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月20日