このほど日本が米国製巡航ミサイル「トマホーク」の導入を検討しているという情報が伝わっている。本件が事実であれば、日本の防衛政策の大きな一歩を意味する。しかし日本がトマホークをいかに運用するかについては、「先制攻撃」と「報復攻撃」という2つの異なる結論が導き出されている。
自衛隊は現在、日本海を通過し、朝鮮の中距離弾道ミサイルのような脅威に先制攻撃を仕掛けられる攻撃兵器を保有していない。産経新聞の記事によると、日本政府は巡航ミサイル「BGM-109トマホーク」の導入を検討している。朝鮮の最近の核兵器開発の進展により、日本は朝鮮を攻撃するミサイル能力を導入するほか、必要な場合にはミサイル発射前に基地を攻撃する必要がある。固定されているミサイルを発射前に破壊することは、迎撃するよりも用意だ。日本がどれほどの量のトマホークを導入しようとしているのかは、今のところ不明だ。トマホークの最大射程は約1500キロで、弾頭の重さは1000ポンド。ミサイルは日本のイージス艦に配備される可能性が高い。イージス艦はそれぞれMk 41垂直発射システム(90セル)を持ち、すべてのセルにトマホークを1発搭載できる。
しかし米サイトは8日、日本が導入する巡航ミサイルは「防衛エリア外への信頼性の高い報復攻撃」に用いられる可能性があるとした。朝鮮が弾道ミサイルを発射すれば、日本は大量のトマホークを発射し、基地のミサイル発射場と基地を破壊できる。また朝鮮の軍事指揮・司令・通信の標的も、日本の攻撃目標のリストに入る可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月10日