安倍氏は大方自民党総裁に再選されるだろうが、改憲という目標の実現はずっと困難だろう。元々改憲案について各派閥の主張は異なるうえ、党内権力争いもあり、党内の意見を一本化するのは困難だ。
安倍氏の改憲計画は党外でも問題視されている。18日の衆院憲法審査会では民進党、共産党、社民党など野党が安倍氏の改憲計画を強く批判した。護憲派政党が断固反対しているだけでなく、自民党と連立政権を組む公明党も賛成していない。公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は14日、改憲は広範な合意を踏まえて行う必要があり、少なくとも最大野党の支持を得るべきであり、期限を区切るべきではないと表明した。
安倍氏の改憲の企ては今後大きな抵抗に遭い、2020年に改憲との目標は実現困難だろうと予想できる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月22日