天皇退位を実現する特例法案は7日、日本の参院特別委員会で、自由党を除くすべての政党の支持により可決した。衆議院と同じく、「女性宮家」創設や安定的な皇位継承の確保について、「法施行後速やかな検討」を政府に求める付帯決議を採択した。法案は9日の参院本会議で成立する見通しだ。時事通信が伝えた。
菅義偉官房長官は特別委員会で、皇位継承について「男系継承」の方針を維持すると表明し、「男系継承」のみの現行制度の維持を強調した。菅長官は天皇退位後の皇族としての公務について「宮内庁からは(被災地訪問などの)象徴としての行為は基本的に全てお譲りになるとの見解が示されている」と述べた。また上皇、上皇后が公務を行うかについて「宮内庁において個別に相談しながら決めていく」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月8日