国際オリンピック委員会(IOC)は9日、本部のあるスイス・ローザンヌで臨時理事会を開き、2020年東京五輪の種目を決定した。東京五輪では卓球混合ダブルスを含む16種目が追加された。重量挙げについては、男子の階級が1つ減らされた。
卓球混合ダブルスの他に、水泳混合400メートルメドレーリレー、アーチェリー混合団体、陸上混合1600メートルリレー、柔道混合団体、トライアスロン混合団体リレーが追加。
中国はこれらの新種目の実力を持つため、最大の受益者となる。これらの種目で3−5枚の金メダルを獲得するのも難しくはない。
卓球混合ダブルスで金メダル確保、孫楊に新たな目標が
バスケットボール男女3人制、フェンシング男子フルーレ団体、女子エペ団体、さらに自転車で3種目(男女BMXフリー、スタイルパーク、男女マディソン)、競泳男子800メートル自由形、女子1500メートル自由形も追加。
また女性選手の出場比率を高めるため、臨時委員会はボクシング男子の階級を2つ減らし女子を2つ増やし、カヌー男子の3種目を減らし女子を3種目増やし、ボート男子の1種目を減らし女子を1種目増やし、射撃男子3種目を混合に変更し、セーリング混合ナクラ17級を混合フォイリングナクラ17級に変更。
追加16種目には、中国代表が得意とする種目が多く含まれる。これにより東京五輪で中国代表が、さらに多くの金メダルを獲得できるようになった。
ネットユーザーは卓球混合ダブルスの追加について「丁寧と馬竜のダブルスで、中国の金メダルが1枚追加された」とコメントしている。
競泳の追加3種目のうち、男子800メートル自由形が特に注目されている。孫楊はすでに、新たな目標ができたと表明した。「800メートル自由形が五輪に初めて追加されたため、自分にさらに高い要求を突きつける理由が生まれた。私はすでに200メートル、400メートル、1500メートルの五輪金メダルを総ナメしており、今や新たな総ナメの目標が生まれた」。