日本の海上保安庁の巡視船「えちご」(約3100トン)が13日、ベトナム海上警察と漁船の違法操業取り締まりなどの合同訓練を行った。日本メディアが伝えた。
「えちご」は13日、南中国海に面した要衝ダナンに入港した。日越両国は、海洋進出を強める中国への懸念を共有しており、連携強化を通し、中国を「けん制」する狙いがあるとみられる。
ベトナムへの巡視船派遣は、2015年9月に海上保安庁とベトナム国防省の下部組織である海上警察が、協力覚書を締結して以降では初めて。合同訓練には、日本が2015年にベトナムに供与した巡視船も初めて参加する。
入港後の記者会見で、「えちご」の豊田力船長は「協力覚書締結で連携強化が一層推進されることになった」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月14日