自衛隊の海外進出を推進? いずもの南中国海での訓練風景が異例公開

自衛隊の海外進出を推進? いずもの南中国海での訓練風景が異例公開。 日本最大の戦艦「いずも」が、米国とインドの海上合同演習「マラバール2017」に参加する前、テレビ朝日は2日、いずもの南中国海での訓練の模様を伝えた…

タグ: いずも 合同演習 南中国海 

発信時間: 2017-07-09 09:54:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本最大の戦艦「いずも」が、米国とインドの海上合同演習「マラバール2017」に参加する前、テレビ朝日は2日、いずもの南中国海での訓練の模様を伝えた。同局の安西陽太記者は同日、シンガポール沖で船に乗り、シンガポール軍の検査を受けた後、新幹線10両分の全長を持ついずもに乗艦した。

全長248メートル、幅38メートルのいずもは、2015年3月25日に就役した。安西記者によると、いずもが今年5月1日に母港の横須賀を離れ、米軍補給艦の護衛任務を実施してから、記者の乗艦が認められたのは今回が初。乗艦すると、まるで陸地のように安定しているという。いずもの甲板表面には耐熱材料がコーティングされており、ヘリを14機駐機できる。艦内の広い空間は、狭い通路と急なタラップに分割されており、まるで迷路のようだ。夜7時頃になると、赤色の照明で艦内が薄暗くなる。哨戒ヘリのSH-60Kは夜も繰り返し発着艦し、哨戒・捜索救助訓練を行う。

安西記者によると、いずもの総工費は1200億円で、内部は乗組員が生活する部屋のほか、手術室と病床が35床ある。災害救助中には約470人の乗組員の他に、最多で500人の被災者を収容できる。しかしいずもはヘリ9機を同時に運用できるが、短距離ミサイル、魚雷、レーダーなど自衛用の武器を搭載するだけのため、近距離の船舶を保護することしかできない。

艦内には巨大な昇降機があり、ヘリを移動できる。艦内には他にも、100インチの液晶ディスプレイ3枚が設置された制御室がある。有事の際にここは司令室になり、自衛隊のその他の部門や他国軍と共同作戦を展開する。南中国海の「九段線」付近の海域に近づくと、自衛隊員は機銃掃射などの訓練を行った。いずもはさらに駆逐艦「さざなみ」と航行し、海上補給訓練を開始した。両艦は訓練中、時速20キロ以上で並列航行した。いずもは黒いチューブにより、さざなみに150万リットルの燃料を補給した。さらに2個小隊が小型艇を使い、疑わしい船舶に乗り込む訓練を行った。

メディア向けにこの秘密武器を公開したのは、日本のシーパワーを示すためであるが、これは自衛隊を海外進出させる気運を高めようとする安倍政権の動きでもある。報道によると、いずもは10日よりさざなみとインド洋に赴き、米国・日本・インドによる海上合同演習「マラバール2017」に参加する。日米同盟を強化する日本の態度を示す。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月9日

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