専門家:中国よりも日本が問題
日本企業(中国)研究院の陳言執行院長は12日、環球時報に対して「世界でHVの開発に本腰を入れているのは日本だけで、ガソリン車とEVの過渡的な製品として位置づけている。EVの寿命は、20−30年に達する。この過渡的な製品は、1台の車に2つのシステムを搭載する。燃料と電力を使用し、安くもないので、中国市場で冷遇されている」と話した。
「中国の新エネ車の概念にHVは含まれない。これは日本を除く全世界で慣例化している。日本のHVの中国市場における低迷は政策的な問題ではなく、市場自身の選択によるものだ」
彭氏はさらに「中国は意図的に日本車を避けているのではない。ドイツや米国のメーカーと比べると、日本車は産業チェーンにおいて100%閉鎖された状態だ」と分析した。
「日本車の部品はすべて日本企業から提供されており、さらには企業への融資も日本系の銀行から提供されている。ドイツや米国の自動車メーカーの部品調達はグローバル化しており、サプライヤーが基準を満たせば取引先に選ばれる。しかし日本は閉鎖的な調達を行っている」
「中国企業は高い部品製造能力をつけているが、日本自動車業界が閉鎖的なため、中国企業は参入できない。日本自動車メーカーの技術と資金は自らの手に握られており、実際には開放すべきは中国ではなく日本だ。ドイツ車は中国で売上を伸ばしているが、日本は低迷している。これはドイツ自動車メーカーの戦略路線が中国に歩み寄っているからで、日本企業の市場メカニズムは柔軟性が欠けている」
中日自動車メーカー、技術にはまだ大きな開きも