陳凱歌(チェン・カイコー)監督の新作「空海―KU-KAI―(中国語名:妖猫伝)」は16日、日本語版のポスターを初公開した。ポスターの一番下には「総製作費150億円。空前絶後の超大作プロジェクト、ついに始動!!」と書かれている。北京青年報が報じた。
日本語版ポスターにはなぜ製作費が書かれているのだろう?その理由は、日本映画の製作費は平均3億5000万円だからだ。
「空海―KU-KAI―」の製作には本当にそれほどお金がかかっているのだろうか?同作品のプロデューサー・陳紅は取材に対して、「本当に9億7000万元(約160億円)かかっている」と明かし、「これは、オーソドックスな同ジャンルの映画の予算に基づいて製作された。全ては、実際の状況に基づいて物事を行わなければならず、プレッシャーはない。現在、映画を見る人の目も肥えており、クオリティーの高い映画を作るというのが正しい道」と語った。日本の俳優・染谷将太や阿部寛、女優・松阪慶子なども同作品に出演している。
日本では、製作費が10億円に達すると高コストの映画となる。陳監督「空海―KU-KAI―」の製作費が150億円であることに、第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でベルリン新聞・読者審査賞を受賞した「奇妙なサーカス Strange」のメガホンを取った園子温監督は、これまでに、「やってられない」、「中国の新人監督の第一作目の製作費が平気で10億以上だったりして」、「映画はじめて25年以上やってる俺は、製作費3000万とか5000万の平均的日本映画を今もこなしております」、「日本で10億の製作費は巨大大作のレベル」、「アメリカ、中国なら10億なんてかなりの低予算映画。学園モノすら撮れないお安い価格設定」、「中国に昨日までいたんだけど桁違いの金が動く」、「大陸の商業映画とのケタ違いの予算のなさを嘆くか否か。。。一応、嘆こう。。」などと、ツイートしている。