日本政府の消息筋が27日に明かしたところによると、山東省煙台市で今年3月に逮捕された日本人男性3人のうち2人が7月26日に釈放されたことがわかった。2人は、日本の地質調査会社「日本地下探査」で働いていた。中国政府は、2人を無罪で釈放したと日本側に通達した。
「日本地下探査」の「従業員」6人が今年3月に逮捕された。年齢は20代から70代。日本側は、6人は温泉を調査のために中国を訪れ、うち3人は山東省煙台市、残りの3人は海南省三亜市に向かった。朝日新聞は、山東省と海南省は中国海軍の軍港がある場所で、中国側の国家安全部門が事件を担当したため、スパイ容疑をかけられたと見られると報道。また、釈放された2人の他に、まだ10人が中国で調査を受けている。日本政府は、残りの10人の早期釈放を中国側に求めている。
中国外交部の華春瑩報道官は5月22日の記者会見で、「中国の関係部門は法に則って中国で違法活動を行った疑いがある6人の日本公民を取り調べ、『中日領事協定』に基づき、中国にある日本領事機関にすぐに通達した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月27日