ところが海戦の能力強化に重点を置き続けている国もある。迅速に海軍の規模を拡大し質を高め、護衛艦と駆逐艦を大量建造し、初のドック型揚陸艦を建造し、空母打撃群の構築を開始した。この国は日本で、中国海軍が近海でしか行動できない地域海軍から、インド洋とバルト海に浸透し行動できる外洋海軍になるのを静かに注目し続けた。今や中国海軍の軍艦のトン数と量は、いずれも日本の海上自衛隊を上回っている。
新型XASM-3対艦ミサイルの研究開発は今世紀初頭に始まり、実力の天秤を再び日本側に傾けることが期待されている。モスキートと同じく、XASM-3はラムジェットエンジンを採用し、最高飛行速度はマッハ3を超える。これまでの対艦ミサイルのように、XASM-3は水面すれすれを飛行できる。この特長を一つに結びつければ、不幸にもロックオンされた軍艦は、ミサイル発見から30秒しか反応時間を与えられないことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月28日