北海道テレビが8月1日に伝えたところによると、阿寒湖近くの林道で7月31日午後、日本で失踪した1990年代生まれの中国人女教師・危秋潔さんとみられる人物を見たという情報があり、北海道警察が現場に駆けつけて捜索を行った。
福建省出身の26歳の危秋潔さんは7月18日に札幌市に着き、1人で旅行し、22日にホテルを出てから行方がわからなくなっている。
『北海道新聞』によると、危秋潔さんの父親・危華先さんは28日晩に北海道に到着し、地元警察とともに札幌市中央区の宿泊先に行き、家族に宛てた別れの手紙を発見した。手紙には彼女が悩んでいること、両親に向けた育ててくれた感謝の言葉が書かれていた。しかし、家族は旅行の日記だと思っている。
日本の警察によると、7月31日13時30分頃、阿寒湖近くの林道で白い服を着た女性を見たという情報があった。通報した富山県出身の夫婦は、阿寒湖温泉で友人からその情報を聞き、白い服を着た女性は失踪中の中国人女教師の可能性があると思い31日17時30分に通報した。警察は1日午前に約20人を派遣して林道を捜索した。
中国駐札幌総領事館のサイトによると、北海道の阿寒湖付近で失踪中の中国人女教師・危秋潔さんとみられる人物が違う時間・場所で何度も目撃されている。中国領事館は日本の警察本部と関係部門に全力で捜索するよう要請し、警察側は目撃者の手がかりをもとに捜索を強化すると表明。駐札幌総領事館の孫振勇総領事も8月1日正午に阿寒湖地区に向かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月2日