日本の札幌や東京などで中国の摩拝(Mobike)や小白(Baicycle)などの自転車が見られるようになり、親近感を与えている。日本にも自転車シェアリング運営会社が数社あり、ここ数年急成長している。ドコモの自転車シェアリングの2015年の利用回数は66万回、2016年は220万回に達した。しかし、中国のシェア自転車の上陸に伴い、中国のシェア自転車の新理念、低価格(30分50円、約3元だが、日本のシェア自転車の3分の1の価格)に日本人は「刺激」を受けている。
記者は東京大学で中国のシェア自転車に乗る学生を見かけた。ある高校生は、「週末は同級生と一緒に自転車で横浜に行き、帰りは電車を使う。横浜にも多くの専用駐輪場があるため、とても便利」と話す。日本では厳しい駐輪規定があり、違法駐輪していると回収され、罰金を支払わないと戻ってこない。そのため、中国のシェア自転車の日本進出に際し、日本当局はスーパーやドラッグストアに専用の駐輪場を用意した。
日本人は、中国のシェア自転車の日本上陸の最大の注目点は自転車そのものではなく、「中国要素」だと考えている。情報サイト「TechWave 」の増田真樹編集長は摩拝の日本進出について、「理念に魅力がある。これは時代の先を行く人にとって欠かせない要素であり、このような理念と開発方法は各地の行政部門と民間に開放的な協力余地をもたらす」との見方を示した。増田氏は、「日本はどうすべきか。日本の都市は世界の流れに従い、自身を新たな段階にレベルアップさせ、中国の自転車シェアリング運営会社との協力が今後の試金石になるかを考えるべきである」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月12日