韓国を訪問したドイツのシュレーダー前首相は11日、「慰安婦」被害者を見舞うとともに、自分が生きている間に「慰安婦」強制連行の歴史を日本が認めることを望むと表明した。新華社が伝えた。
同日午後、シュレーダー氏は韓国の首都ソウル郊外にある「慰安婦」被害者施設「ナヌムの家」に暮らすお年寄りを見舞った。シュレーダー氏は90代の女性と話を交わし、一人一人の両手をしっかりと握り、一人一人と抱擁した。
シュレーダー氏は「日本が自らのかつての暴挙について語る勇気がなく、戦争で残酷に傷つけられた人と対話する勇気もないことは残念だ」と述べた。また、過ちを認め、「慰安婦」強制連行について謝罪するよう日本に呼びかけた。73歳のシュレーダー氏は「これは被害者の最大の望みだ。だが彼女らは恨みや報復からではなく、そうした言葉を望んでいるだけだ。私自身も生きている間に、それを目にすることを切に望んでいる」と述べた。
ドイツの歴代政府首脳が謝罪し、さらには跪いたのと同様、シュレーダー氏もナチスドイツの残虐行為の被害者と遺族に頭を下げて詫びた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月13日