秋波を送り合う日印、各自に計算と需要あり

秋波を送り合う日印、各自に計算と需要あり。

タグ:安倍晋三 インド

発信時間:2017-09-13 11:00:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の安倍晋三首相は13日にインドを訪問し、現地の高速鉄道プロジェクトの定礎式に出席する。自民党高官によると、インドの高速鉄道は日印関係の「新時代」突入を示す象徴的なプロジェクトだ。

 

 日印高官は近年、頻繁に交流している。双方の政治・経済・防衛分野における協力が強化され、より戦略的になり緊密化している。アナリストは、日印が秋波を送り合っているのは、各自に需要があるからだと指摘した。

 

 【各自の計算】

 

 中国国際問題研究院南アジア問題専門家の李青燕氏は「日印両国の歩み寄りには、それぞれの計算と需要がある。日本はインドとの協力により、南アジアとインド洋地域における影響力を拡大しようとしている。インドは日本の資金を利用し、自国の経済力の不足を補い、また日本との『同盟』関係の発展により、米トランプ政権の不確定性による衝撃を和らげようとしている」と指摘した。

 

 「当然ながら、双方が相手を地域パワーバランスを整えるための『天然の盟友』にしているという、重要な要素が含まれる。双方はこれについて、意見を一致させている。インド経済・社会の各方面の発展水準は依然として低い。日印の経済発展は相互補完性が高く、二国間関係の発展に期待を寄せる重要な原因になっている」

 

 【位置づけの調整と地位向上】

 

 日本のほか、インドは近年米国とも頻繁に協力を展開している。インドは昨年4月、米軍との軍事基地共有に同意した。このやり方は、米国と同盟関係を結ばないという、インドの数十年に渡る立場を変えたとされた。西側メディアが5月に伝えた情報によると、両国は対潜作戦の協力の強化を検討中だ。

 

 アナリストは「インドが近年不穏な動きを続けているが、自国の国際的な地位を高め、『大国の野心』を実現しようとしていることは明らかだ」と述べた。

 

 李氏は「インドの現在の世界における環境と条件はまずまず理想的となっている。これは米日などの西側諸国がインドを、アジア太平洋のパワーバランスを整える重要な役割とみなし、より大きな力を発揮することに期待しているからだ」と話した。アナリストは「インドは野心満々だが、経済発展で大きな問題に直面しており、短期的には大きな進展はないだろう」と指摘した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月13日


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