おやつは少なくし、できるだけ家で食事
子供にとって、おやつは魔力が宿ったものであり、どうしても食べたくなってしまうものだ。日本の子供も時々おやつを食べるものの、その量や頻度は欧米諸国の子供と比べてとても少ない。北海道の管理栄養士・高橋智美さんは、「ストレスやプレッシャーが少ない状態でないと、子供たちはリラックスして、気分良く何かを食べることはできない。親は子供に模範を示し、どのように食事や味を楽しんでいるかを子供たちが分かるようにしなければならない。忙しかったとしても、子供と1日1回は一緒に食事をしなければならない。いつも家族団らんで食事をすることで、子供は楽しくヘルシーな食べ物をとることの良さを感じることができ、家族と一緒にいる時間が多いと、子供は身心共に健康に育つ」と指摘している。
いろんな物を食べてみるよう子供を励ます
好きな食べ物というのは、子供が大きくなるにつれ変わっていくものだ。親は、子供が小さい時からいろんな食べ物を食べるよう促し、ヘルシーな食べ物を好きになるように導くという明確な目標を持つべきだ。赤ちゃんなら、ヘルシーな食べ物を1回食べただけで、それを好きになるかもしれないが、2歳の子供となると、20回は必要になるかもしれない。そのため、子供が好き嫌いが多くても、絶対にすぐにあきらめてはならない。
9割の子供が徒歩、または自転車で通学
研究によると、徒歩または自転車で通学している日本の子供の割合は98.3%に達しており、他の先進国の割合を大きく上回っている。日本では小学校から高校まで毎日のように体育の授業があり、部活で運動をしている子供も多い。また、体育館や運動場を自由に使うことができるため、子供はそこで好きなスポーツをすることができる。日本の小児肥満症の発生率が低いのはこのことと密接な関係があるだろう。世界保健機関(WHO)の報告によると、5-17歳の男女が適度な運動をすると、骨格や筋肉、関節などが健康的に発育する助けとなり、心臓や血管の健康や体の調和を保ったり、ストレスを減らしたりする点でも有益となる。さらに、他の子供との交流などの面でもメリットがある。研究によると、よく走り回ったり、跳んだりする子供ほど、幸福感があり、集中力も高い。そして、成績もよく、健康的な生活を送ることができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年9月14日