肥満、慢性疾患の増加は、世界各国を悩ます難題となっているものの、日本の街を歩いていると、太っている人はあまり見かけない。これは、日本人の健康的なライフスタイルと関係がある。世界五大医学雑誌の一つ「ランセット」は最近、複数の国の科学者がまとめた世界的な研究の結果を掲載し、飲食や生活、親子の交流などの面で、日本の子供の健康状況が世界一だったことを明らかにしている。日本人は子供たちが小さな頃から、健康的な生活習慣を身につけることができるよう助けているといえる。生命時報が報じた。
栄養バランスを考えていろんなものを食べる
日本人が食べる物は全体的に見て、栄養が豊富で、カロリーが低い。また、お米(または他の穀物)や海藻、豆腐、果物、野菜のほか、オメガ3脂肪酸を豊富に含む深海魚をよく食べ、調理方法はシンプルで、糖分や塩分も控えめだ。一つ一つの食品の量は少ないものの、いろんなものを食べるため、満腹感が続き、子供たちは食後にお菓子を食べずにすむため、肥満になるのを防ぐことができる。
量が少なく、食べる量も少ない
西洋諸国と比べると、日本人の食事量は明らかに少ない。専門家は、食事の時に、小さい皿を使うと、食べる量を効果的に抑制できると見ている。米国テンプル大学の研究者・ジェニファー・フレイザー博士の研究では、子供に小さい皿に自分で食べ物を取らせるようにすると、食べる量を抑制することができることが分かった。ただ、日本人の経験からすると、野菜を食べる時は、子供に大きい皿を使わせるといい。